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環境ニュース[国内]

「アジア太平洋気候変動適応フォーラム2012」開催

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.03.19 【情報源】環境省/2012.03.16 発表

 環境省は、平成24年3月12日、13日にタイのバンコクにおいて開催された「アジア太平洋気候変動適応フォーラム2012」の結果概要を取りまとめ公表した。
 このフォーラムには、約60カ国から政策決定者、実務者、研究者、一般市民等合計約800名が出席。「ADAPTAION in ACTION:開発における適応政策の主流化」をテーマに開催された。
 公表によると主な成果は、以下のとおり。

[1]気候変動適応策の推進には様々な分野での統合や協働が不可欠であり、そのために信頼のおける情報共有および情報配信ができるAPAN等の知見共有のネットワークの拡大やフォーラムの定期的な開催などが今後も重要な役割を果たすことが再確認された。

[2]国際機関、研究機関、各国政府による適応政策を開発に主流化してくための研究、優良事例、知識に関する情報が取り上げられ、それらの成果を配信するだけでなく政策決定や事業実施につなげていくための活動が増えていくことが期待された。

[3]適応に関するガバナンスや政策決定を適切かつ迅速に推進していくための能力開発、資金、情報、協働が未だ不十分であり、そこを補填するための先進国からの援助や南南協力の活発化が持続可能な発展のために不可欠だという認識が共有された。

[4]気候変動に特に脆弱な分野、地域、社会、人々、生態系と複合的な課題を地域や国レベルで特定しつつ、地方公共団体や事業レベルの適応構想を国家やアジア地域の国際レベルに持ち上げる、トップダウン型とボトムアップ型の施策の連携、関係機関の間の水平協力及び開発と適応との統合的事業管理を促すなど各種目的に応じて多様なアプローチを推進していくことの重要性が確認された。

【環境省】

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