一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境基準超過井戸の割合は6.9% 平成22年度地下水質測定結果
【水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2012.03.08 【情報源】環境省/2012.03.08 発表
環境省は、平成22年度に国と地方公共団体が実施した全国の地下水の水質測定結果を取りまとめ発表した。地下水質の全国的な状況の把握を目的とした概況調査では、調査を実施した井戸のうち、何らかの項目で環境基準を超過した井戸数は、全体の6.9%と前年度の5.8%から増加した。
項目別の超過率としては、硝酸性窒素・亜硝酸性窒素が4.3%と最も高く、次いで、砒素の2.1%、ふっ素の0.6%、鉛の0.4%の順であった。前年度の項目別の環境基準超過率と比較すると、減少した項目が多かった。
全国的な地下水質の状況についてみると、VOC(揮発性有機化合物)が過去5年間に環境基準を超過した井戸がある市町村は380で、全市町村の22%(前年度23%)を占めました。過去5年間に環境基準を超過した井戸がある市町村の割合は、重金属では23%(同22%)、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素では31%(同31%)であった。【環境省】