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環境ニュース[海外]

丸紅・日立製作所など、福島沖で浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業を実施

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.03.08 【情報源】日本/2012.03.06 発表

 丸紅、日立製作所、三菱商事、三菱重工業、清水建設など11社・大学の共同事業体は、福島県沖の海域で浮体式洋上ウィンドファーム(大規模風力発電所)の実証研究事業を実施する。2011年度中に始め、2015年度にかけて2期に分けて展開する。東日本大震災からの復興に向け、実証研究事業をきっかけに福島県を風車産業の集積地にすることも目指す。

 実証研究事業は、洋上に浮かぶ浮体式の風力発電機3基と、洋上のサブステーション(変電所)1基を造って行う。2011年度中に開始する第1期では羽根が風下を向いているダウンウィンド型の2MW(2000kW)の発電設備1基とサブステーションを設置するとともに、海底ケーブルを敷設。第2期の2013〜2015年度に、7MW(7000kW)クラスの発電設備2基を加える。

 丸紅が実証研究事業の運営主体となり、三菱商事は事業調査、許認可など、三菱重工が浮体式洋上風力発電設備、日立製作所は浮体式洋上変電所、清水建設が施工技術を担当。東京大学が観測・予測などの技術アドバイザーを務める。このほか、アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド、三井造船、新日本製鉄、古河電気工業、みずほ情報総研が参加する。

 経済産業省からの委託事業に採択された。実証研究する海域は水深100〜150mで、年間平均風速は毎秒7m以上を見込む。事業を通して浮体式洋上風力発電のビジネスモデルを確立し、ウィンドファームの事業を推進。海外展開を視野に入れ、輸出産業に育てたい考え。漁業との共存もテーマに据え、周辺海域の漁業関係者と協議しながら事業化を検討する。【丸紅(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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