「第四次環境基本計画案」への意見募集開始

【環境行政 行政資料】 【掲載日】2012.03.02 【情報源】環境省／2012.03.02 発表

　中央環境審議会総合政策部会は、平成24年3月2日までにとりまとめた「第四次環境基本計画案」を公表するとともに、この案について3月21日まで意見募集を行うことにした。
　環境基本計画は環境基本法に基づいた、環境保全に関する総合的・長期的な施策の大綱を定める計画。
　策定後5年をめどに見直すことになっており、現在の第三次環境基本計画も平成12年に策定した第二次環境基本計画を見直し、平成18年4月に閣議決定したもの。第三次計画の見直しは、平成23年3月に環境大臣から中央環境審議会に対する諮問を受け、検討を開始していた。
　公表された「第四次環境基本計画案」は、東日本大震災及び原子力発電所事故を踏まえ、エネルギー・温暖化対策の一体的な見直し、災害廃棄物処理、放射性物質による環境汚染対策等について記述を盛り込んでいる。また、今後の環境政策の展開の方向性としては、[1]政策領域の統合による持続可能な社会の構築、[2]国際情勢に的確に対応した戦略をもった取組の強化、[3]持続可能な社会の基盤となる国土・自然の維持・形成、[4]地域をはじめ様々な場における多様な主体による行動と協働の推進−−の4点を示し、この方向に沿った重点施策として、[1]経済・社会のグリーン化とグリーン・イノベーションの推進、[2]国際情勢に的確に対応した前略的取組の推進、[3]持続可能な社会を実現するための地域づくり・人づくり、基盤整備の推進、[4]中級温暖化に関する取組、[5]生物多様性の保全及び持続可能な利用に関する取組、[6]物質循環の確保と循環型社会の構築のための取組、[7]水環境保全に関する取組、[8]大気環境保全に関する取組」、[9]包括的な化学物質対策の確立と推進のための取組−−9つの施策を示している。
　意見の提出方法等詳細に関しては、プレスリリースを参照のこと。【環境省】