一般財団法人環境イノベーション情報機構
九州新幹線・博多〜新八代間沿線騒音測定結果を公表
【大気環境 騒音/振動】 【掲載日】2012.02.16 【情報源】環境省/2012.02.16 発表
環境省は、平成23年3月12日に開業した九州新幹線・博多〜新八代間沿線の78か所で騒音を測定し、その結果を公表した。昭和50年に定められた、新幹線鉄道騒音についての環境基準では、地域類型別の騒音基準値と達成目標期間が設定されており、騒音基準値は住宅地域(T類型)で70デシベル以下、商工業地域(U類型)で75デシベル以下、新設の新幹線の達成目標期間は「開業時に直ちに達成し、維持するよう努める」とされている。
今回の測定結果では、商工業地域にあたる測定地点7地点では環境基準値をすべて下回っていた。また、住宅地域にあたる測定地点71地点では、66地点で環境基準値を下回ったことから、全体の環境基準達成率は94%となった。
なお、これらの結果を踏まえ環境省では、新幹線事業を所管する国土交通省及び福岡県、佐賀県、熊本県及び福岡市に対して、可及的速やかに環境基準達成が達成されるよう要請を行った。【環境省】