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環境ニュース[国内]

キヤノン、セイコーエプソンなど6社、SATOYAMAイニシアティブの支援を開始

環境一般 CSR】 【掲載日】2012.02.09 【情報源】企業/2012.02.03 発表

 キヤノン、セイコーエプソンをはじめプリンターメーカー6社は、共同展開している家庭用プリンターの使用済みインクカートリッジ回収事業「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」の一環として、環境省と国連大学高等研究所が進める環境活動「SATOYAMAイニシアティブ」の支援を始める。各メーカーは、カートリッジ1個あたり1円を寄付する。

 インクカートリッジ里帰りプロジェクトは、使用済みインクカートリッジのリサイクル推進を目的に展開し、全国約3600の郵便局に共同回収箱を設けて回収。地方自治体施設での回収箱設置も増えている。回収したカートリッジは仕分け拠点に送られ、メーカー別に分けた後、各メーカーがそれぞれリサイクルする。仕分け拠点には障害者が多数働く企業を選んでいる。

 SATOYAMAイニシアティブは、里山の生物多様性保全と持続可能な利用を図る取り組みで、国、地方、研究機関、企業などが参加して2010年に「SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)」を立ち上げた。プリンターメーカー6社は、里帰りプロジェクトで回収したインクカートリッジ1個につき1円を半年ごとに集計してIPSIに贈り、IPSIが実施する東日本大震災の復興支援と自然共生社会の構築を支援する。

 プリンターのユーザーは、使用済みのインクカートリッジを郵便局などの回収箱に入れると、IPSIが進める社会貢献活動に参加できることになる。最初の寄付は、2011年3月21日までさかのぼって集計し、岩手県大槌町の震災・復興の記録映画制作に使われる。里帰りプロジェクトは、国連環境計画(UNEP)に対しても1個あたり3円を寄付している。【キャノン(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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