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環境ニュース[国内]

群馬県桐生市 「低炭素都市」の実現へ努力 水車文化生かし街を活性化

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.02.09 【情報源】地方自治体/2012.01.16 発表

 桐生市は、小水力発電を活用し、二酸化炭素(CO2)排出量を削減する「低炭素都市」の実現に向け力を注いでいる。織物産業で利用された伝統の水車文化を生かした自然エネルギーで街を活性化させようという試みで、節電対策にも一役買いそうだ。
 市内では、古い街並みの中を小型電気自動車(マイクロEV)が疾走する光景が見られる。マイクロEVは、市内にある群馬大工学部と県内企業でつくる産学官連携プロジェクト「群馬大学次世代EV研究会」が開発した。
 マイクロEVは、幅の狭い桐生市内の道路では需要が高い。市は、マイクロEV2台のカーシェアリングを企業、自治会と実施中で、使用目的や移動距離などのデータを収集、今後の有効活用に役立てる。
 市がEVの動力として注目しているのが小水力発電。織物の街、桐生市では昔から「水車文化」が栄えており、これを生かそうと、市では小水力発電の実験を繰り返し実施している。同市黒保根町に設置した小水力発電で得た電力を市内の充電スタンドに蓄電。市が観光客などに貸し出している電動アシスト自転車の充電に活用している。 市民生活部環境政策課 TEL:0277-46-1111 【群馬県桐生市】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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