一般財団法人環境イノベーション情報機構
野生鳥獣による農作物被害面積、平成22年度は11万haに
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2012.01.10 【情報源】農林水産省/2012.01.10 発表
農林水産省は、平成24年1月10日、平成22年度に野生鳥獣類が農作物に与えた被害についての全国集計結果をまとめ、発表した。22年度の野生鳥獣類による農作物被害面積は、21年度に比べ8,000ha増加し11万haとなった。
また、被害を受けた農作物の量は、21年度比で11万6,000t増加して74万t、被害金額は21年度より26億円増加し、239億円となった。
野生動物の種類ごとでは、シカによる被害金額が77億円(21年度比7億円増)と最も多く、イノシシの68億円(同12億円増)、サルの19億円(同2億円増)がこれに続いた。
なお、平成22年度野生鳥獣類による農作物被害状況については、東日本大震災の影響により、岩手県、宮城県及び福島県内の13市町村において、調査が困難であったことから、当該市町村を除いた数値となっている。【農林水産省】