一般財団法人環境イノベーション情報機構
旧緊急時避難準備区域(南相馬市、田村市、川内村、広野町、楢葉町)の放射線モニタリング測定結果 一部まとまる
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2011.12.26 【情報源】環境省/2011.12.26 発表
環境省は、平成23年12月26日、旧緊急時避難準備区域(南相馬市、田村市、川内村、広野町、楢葉町)の放射線モニタリング測定結果を一部とりまとめ公表した。今回の測定は、旧緊急時避難準備区域の復旧を支援するための放射線モニタリングアクションプランに沿って実施しているもの。
今回公表したのは、自治体の要望を踏まえて、10〜11月に実施した飲用の井戸水等地下水のモニタリングのうち、これまでに分析が終了した南相馬市の一部、広野町、楢葉町の測定結果。
公表によると、放射性セシウム(Cs-134、Cs-137)について、南相馬市の3箇所で5.6〜5.9Bq/LのCs-134、4箇所で1.3〜9.1Bq/LのCs-137を検出した。この値は、原子力安全委員会が示している「飲食物の摂取制限に関する指標」※を大きく下回っている。
※放射性ヨウ素(ヨウ素131):300Bq/kg以上
放射性セシウム(セシウム134、セシウム137合計):200Bq/kg以上
【環境省】