一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

積水化学工業、生物多様性保全を目的に「積水化学の森」づくりを全国で開始

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2011.12.19 【情報源】企業/2011.12.14 発表

 積水化学工業は、生物多様性保全を目的に、「積水化学の森」と名付けた森づくりを全国で始める。7地区に分け、事業所の従業員や家族らが地元の自治体などと森林保全に取り組む。森づくりにあたり、公益社団法人の国土緑化推進機構と包括的な協定を結んだ。同機構が活動場所となる森林を選定し、積水化学は同機構の基金に協力しながら活動を進める。

 全国を北海道、東北、関東、中部、近畿、中四国、九州の各ブロックに分け、生産工場、研究所、販売会社、施工会社の従業員と家族が、森づくり活動を展開。生物多様性を推進するネットワークに参加している自治体が管轄する森などを対象に、オオタカなど希少種が生息できる環境の創出と保全、自然植生を考慮した植林、里山景観の継承、環境教育などを継続的に行う。

 積水化学の森の活動開始を前に、近畿ブロックが11月26日、京都府木津川市で森づくりの試行体験会を開いた。生物多様性と企業活動に関する講義の後、放置された竹林で間伐作業を実施。間伐した竹は、土壌改良材に利用できるよう、チップにした。積水化学は、積水化学の森を通して間伐材などの成果物を事業で活用する方法を検討し、生態系機能の持続的な利用促進も目指す。

 2011年が国連の国際森林年にあたり、国連生物多様性の10年(2011〜2020年)の最初の年でもあることから、生物多様性保全に向けて森づくりをすることにした。積水化学グループの環境中期計画では、2013年度までに国内の全事業所で自然保護活動を実施することを目標にしている。今回開始する積水化学の森は、その具体的な実践行動の一環となる。【積水化学工業(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク