一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境省 被災地の地下水質モニタリング調査 測定結果を公表
【水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2011.11.18 【情報源】環境省/2011.11.18 発表
環境省は、平成23年11月18日、宮城県及び福島県内の有害物質濃度測定結果の第4報を公表した。今回公表したのは、6月から7月にかけて緊急的に実施した地下水の有害物質の水質モニタリング調査のうち、地下水環境基準値を上回った井戸について、周辺の井戸を含めて実施した追加調査の結果。
公表によると、宮城県内の前回調査で鉛の地下水環境基準を上回った井戸1地点及びその周辺井戸4地点の全5地点において、再び鉛を調査した結果、水環境基準値以下であった。また、福島県内の前回調査で地下水環境基準を上回った井戸及びそれらの周辺井戸の全12地点において、9項目(鉛、ひ素、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素等)を調査した結果では、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素について3地点(測定値11mg/L、16mg/L、17mg/L(基準値10mg/L以下))で、地下水環境基準値を上回る値が見られたが、他の地点及び他の項目では、地下水環境基準値以下であった。【環境省】