一般財団法人環境イノベーション情報機構
水銀に関する条約の制定に向けた政府間交渉委員会 第3回会合 結果を公表
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2011.11.07 【情報源】環境省/2011.11.07 発表
環境省は、平成23年10月31日から11月4日までケニアのナイロビにおいて開催された「水銀に関する条約の制定に向けた政府間交渉委員会第3回会合」の結果について取りまとめ公表した。この委員会は、2009年2月にケニアのナイロビで開催された第25回UNEP管理理事会では、水銀によるリスク削減のための法的拘束力のある文書(条約)を制定すること、及びそのための政府間交渉委員会を設置して2010年に交渉を開始し、2013年までのとりまとめを目指すことが決定されていたことを受けて開催されるもので、平成22年6月にはストックホルム(スウェーデン)で同委員会の第1回会合が開催され、交渉が開始されていた。
今回の会合では、第2回会合の結果を踏まえ、UNEP事務局作成の条約案に沿って、条約に盛り込むべき内容等(水銀の供給源、国際貿易、水銀添加製品、水銀が使用される製造プロセス、大気への排出、水及び土壌への放出、環境上適正な保管、水銀廃棄物、汚染サイト、資金及び技術・実施支援、普及啓発等)について、順次各国から意見が述べられました。
各国からの意見を受けて、議長の指示により、[1]人力小規模金採掘(ASGM)、[2]保管、廃棄物及び汚染サイト、[3]大気への排出と水及び土壌への放出、[4]製品とプロセス、[5]資金メカニズム、[6]普及啓発、情報の伝達の6分野で作業グループ(コンタクト・グループ)が設置され、個別のテーマに沿った議論が行われました。【環境省】