一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成23年夏期(7〜9月)の熱中症による救急搬送は39,489人
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.10.25 【情報源】消防庁/2011.10.21 発表
総務省消防庁は、平成23年夏期(7〜9月)の熱中症による全国の救急搬送の状況をとりまとめ、公表した。公表によると、平成23年夏期の全国における熱中症による救急搬送人員は39,489人であった。これは、平成22年夏期の熱中症による救急搬送人員53,843人の0.73倍、平成21年夏期の熱中症による救急搬送人員12,971人の3.0倍であった。
救急搬送人員の年齢区分をみると、高齢者(65歳以上)が17,432人(44.1%)と最も多く、次いで成人(18歳以上65歳未満)16,136人(40.9%)、少年(7歳以上18歳未満)5,555人(14.1%)、乳幼児(生後28日以上7歳未満)366人(0.9%)の順であった。
消防庁では、熱中症を予防するには、避暑とこまめな水分補給を心がけるが大切で、急に暑くなる日には注意が必要であるとしている。また、高齢者は温度に対する皮膚の感受性が低下し、暑さを自覚できにくくなるので、屋内おいても注意する必要があるとしている。【消防庁】