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環境ニュース[国内]

サントリーと東京農大、森林整備と研究助成の協定結び、プロジェクトを開始

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2011.10.21 【情報源】企業/2011.10.18 発表

 サントリーホールディングスと東京農業大学は、森林整備と研究助成に関する協定を結んだ。サントリー武蔵野ビール工場(東京都府中市)とサントリー食品工業多摩川工場(東京都稲城市)の工場の水源かん養地域にあたる東京都奥多摩町の森林で、サントリー「天然水の森 東京農業大学 奥多摩演習林プロジェクト」と名付け、整備活動を始めた。

 プロジェクトは、奥多摩町にある東京農大の奥多摩演習林の全域、約156haの森林を対象に実施する。研究と一体になった森林整備として、間伐枝打ち、作業道の開設、植生回復、獣害防止ネットの設置、航空機に搭載したレーザーによる地形・植生調査などを行う。森林の水源かん養、種苗育成、ニホンジカの生息、木質バイオマス利用などが研究テーマになる。

 長期間にわたって高い水源かん養機能をもたらす森林作りを目指し、サントリーと東京農大の双方が保有する経験と知識を活用するため、協定を締結した。サントリーは、森林の問題解決を図る研究・教育を継続的に推進している東京農大の取り組みに対し、長期的な視点で助成する。両者は研究成果を積極的に発信して、全国の森林保全、林業再生に役立てる。

 サントリーは2003年7月から、主に工場の水源かん養地区で森林保全活動「天然水の森」を展開し、今回を除きこれまでに13都道府県15カ所で実施している。中期目標だった7000haを2011年7月に突破し、総面積は7141haに広がっている。奥多摩演習林プロジェクトを加えると7297haとなる。今後も自然環境との共生を目的に、森林整備を通して生物多様性保全を推進する。【サントリーホールディングス(株)】【東京農業大学】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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