一般財団法人環境イノベーション情報機構
農水省 平成22年度遺伝子組換え植物実態調査結果を公表
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2011.10.14 【情報源】農林水産省/2011.10.14 発表
農林水産省は、平成22年度遺伝子組換え植物実態調査結果につて平成23年10月14日までに取りまとめ、公表した。この調査は、平成18年度から、遺伝子組換え植物がその生育範囲を拡大したり、遺伝子組換え植物に組み込まれている遺伝子が交雑可能な近縁種に広がったりしていないかどうかを知るために、輸入港の周辺地域において遺伝子組換えセイヨウナタネの生育状況や、その近縁種(カラシナ、在来ナタネ)対象に実施しているもの。平成21年度からは、ダイズ及びその近縁種(ツルマメ)についても対象に追加している。
公表によると、ナタネ類については、平成21年度までの調査と同様、遺伝子組換え体の生育範囲の拡大は見られなかった。また遺伝子組換えダイズとツルマメの交雑体も見つからなかった。
農林水産省では、平成23年度も「遺伝子組換え植物実態調査」を継続し、平成20年度までの調査や、環境省が実施する調査の結果も参考にし、平成21年度から平成23年度までの調査結果を総合的に解析する予定。
また、平成24年度以降については、平成23年度までの調査結果に基づいて、調査内容の見直しを行い、調査を続けるとしている。【農林水産省】