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環境ニュース[国内]

大和ハウス工業、日本初の「ネット・ゼロ・エネルギー・タウン」を堺市で開発

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2011.10.13 【情報源】企業/2011.10.06 発表

 大和ハウス工業は、住宅の年間光熱費を一般的な住宅と比べて差し引きゼロにするとともに、CO2排出量を街区全体で100%削減する「ネット・ゼロ・エネルギー・タウン」を大阪府堺市南区で開発する。自治体の募集で日本初という。同市が小学校の跡地で進める「エコモデルタウン創出事業」で実施した公募型プロポーザル方式の事業提案で、優先交渉権を獲得した。

 ネット・ゼロ・エネルギー・タウンは、住宅の省エネ性能向上や再生可能エネルギーの活用などで年間の一次エネルギー消費量が正味(ネット)でほぼゼロになる住宅「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」が集まった街区。公募型プロポーザル方式は、複数の業者の企画提案を審査し、内容と実行力に優れる業者と契約する方法で、大和ハウスの提案が、堺市の構想と合致した。

 開発する地区は「晴美台エコモデルタウン」と呼び、面積は1万6754.74m2、住宅は65区画。2012年秋頃に販売を始め、2013年春〜夏の入居開始を予定している。65戸の住宅すべてに太陽光発電システム、家庭用エネルギー管理システム(HEMS)、家庭用リチウムイオン蓄電池を導入する。太陽光パネルは1戸当たり4kW以上で設置し、全戸で330kWにする。共用施設にも10kW分を取り付ける。

 太陽光発電で創った電力は蓄電池にためて利用し、HEMSで最適に制御する。電気自動車の充電用コンセントも全戸に1台分装備する。コージェネレーションシステムの「エネファーム」「エコウィル」、高効率給湯器の「エコジョーズ」「エコキュート」を標準採用し、各戸の照明にはLED(発光ダイオード)を利用する。大和ハウスは今後、堺市と基本協定を結んで土地の引き渡しを受け、工事を始める。【大和ハウス工業(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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