一般財団法人環境イノベーション情報機構
2011年度第二期北西太平洋鯨類捕獲調査(沖合調査)が終了
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2011.09.16 【情報源】水産庁/2011.09.15 発表
水産庁は、2011年度の第二期北西太平洋鯨類捕獲調査(沖合調査)が終了したと発表した。北西太平洋鯨類捕獲調査は、国際捕鯨委員会(IWC)を設置した国際捕鯨取締条約第8条に基づき実施している調査。
1994年から99年までミンククジラの系統群調査を主目的とした第一期調査が行われ、00年からは鯨と漁業の競合関係の解明を目的とした第二期調査が行われている。
公表によると、ミンククジラ49頭、イワシクジラ95頭、ニタリクジラ50頭、マッコウクジラ1頭を捕獲。今回は、独立行政法人水産総合研究センター所属の北光丸が餌環境調査船として参加し、計量魚探とトロールやプランクトンネットによる餌環境調査を実施し、多くの情報が得られ、今後詳細な解析を行うことにより、イワシクジラを中心とする鯨類資源の分布とその餌生物や海洋環境との関連が明らかになることが期待されるとしている。【水産庁】