一般財団法人環境イノベーション情報機構
「第5回日中韓における化学物質管理に関する政策ダイアローグ」 韓国済州島で開催
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2011.09.06 【情報源】環境省/2011.09.06 発表
環境省は、平成23年8月31日から9月2日、「第5回日中韓における化学物質管理に関する政策ダイアローグ」が韓国済州島で開催されたと発表。公表によると、9月8日開催の政府事務レベル会合では、3カ国の化学物質管理政策の最新動向として、新規化学物質の審査に関する法改正の状況、運用の内容、毒性及びばく露の評価方法等について活発な意見交換を行うとともに、事故時の環境汚染への対応、データベースについて情報交換を行った。来年度の会合に向け、今後も引き続き、各国において実施される新規化学物質の審査におけるリスク評価等について情報共有を行い、調和を目指すことで合意した。また、日本より、中国及び韓国の関係者を日本に招へいし、日本のGLP施設の視察や査察手法について情報提供を行う旨の提案を行い、今後の調和に向けて検討を行うこととなった。
これに先立ち、8月31日開催の専門家会合では、日中韓における化学物質に係る生態毒性試験テストガイドラインの運用の調和等について検討を行った。
また、9月1日には韓国化学管理協会と韓国環境部との共催により、日中韓の新規化学物質の審査に関する法施行状況や運用についての公開セミナーを開催した。
なお、次回の化学物質政策ダイアローグは平成24年8月下旬から9月上旬に、中国で開催する予定。【環境省】