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環境ニュース[国内]

富士ゼロックス、中国のリサイクル拠点が再資源化率99.8%の「廃棄ゼロ」を達成

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2011.08.24 【情報源】企業/2011.08.12 発表

 富士ゼロックスの中国の統合リサイクルシステム拠点である、江蘇省蘇州市の富士ゼロックスエコマニュファクチャリング(蘇州)では、2010年度に「廃棄ゼロ」を達成した。同社は、富士ゼロックスの中国販売会社が回収した複合機・複写機などの使用済み商品や消耗品を再資源化しているが、その再資源化率が99.8%となった。富士ゼロックスは再資源化率99.5%以上を「廃棄ゼロ」と定義している。

 富士ゼロックスエコマニュファクチャリング(蘇州)は、富士ゼロックスの100%出資で2008年1月に稼働した。中国販売会社の富士ゼロックスチャイナが中国全土から回収した使用済み複写機などの事務機器やカートリッジを解体。鉄系、アルミ系、レンズ、ガラス、銅系など70のカテゴリーに分解・分別し、再資源化している。再生資源量は2011年3月までに計約1500tに達した。

 年間1万5000台の機械と、同50万個のカートリッジが処理できる。回収したカートリッジは部品まで分解。新品と同等の品質を保証する部品だけを生産ラインに入れてカートリッジを製造する。リユースできない部品は再資源化する。部品のリユースの積極的な取り組みに関して、中国工業情報化部から2009年12月に「機電製品再製造モデル企業」35社のうちの1社に認定された。

 富士ゼロックスは業界初の再利用部品を使った商品を1995年に日本に導入した。使用済み商品とカートリッジを回収して再資源化する資源循環システムを本格的に稼働させ、2000年8月に日本で初めて廃棄ゼロを達成した。2004年12月にはアジア・太平洋9カ国の統合リサイクルシステム拠点をタイで本格稼働させ、2009年度に廃棄ゼロを達成。今回、日本、タイに続き中国のリサイクル拠点で廃棄ゼロを実現した。【富士ゼロックス】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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