一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境省 福島県内の地下水質のモニタリング調査の測定結果を公表
【水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2011.08.04 【情報源】環境省/2011.08.04 発表
環境省は、平成23年8月4日 福島県内の地下水質放射性物質濃度の測定結果の第4報と有害物質濃度の第2報を公表した。今回公表したのは、7月19、20日に福島市内の10地点で採水したサンプルの放射性物質濃度と6月10、21〜24、27〜30日に福島県内101地点、6月10、16、27〜29日、7月1日に茨城県内36地点で採取したサンプルの有害物質濃度の測定結果。
公表によると、放射性物質濃度については、福島県内の10地点全てで、放射性ヨウ素(I-131)、放射性セシウム(Cs-134、Cs-137)ともに不検出であった。
また、有害物質濃度については、福島県内101地点中、鉛について1地点(測定値0.016mg/L(基準値0.01mg/L以下))、砒素について1地点(測定値0.048mg/L(基準値0.01mg/L以下))、塩化ビニルモノマーについて1地点(測定値0.0042mg/L(基準値0.002mg/L以下))、テトラクロロエチレンについて1地点(測定値0.030mg/L(基準値0.01mg/L以下))、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素について2地点(測定値19mg/L、12mg/L(基準値10mg/L以下))、ふっ素について1地点(測定値1.46mg/L(基準値0.8mg/L以下))、計5地点で、地下水環境基準値を上回る値がみられたが、他の地点では、地下水環境基準値以下であった。なお、茨城県内36地点では、全地点、地下水環境基準値以下であった。【環境省】