一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境省 福島県内の公共用水域の水質モニタリング調査 放射性物質濃度の調査結果を速報
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2011.08.02 【情報源】環境省/2011.08.01 発表
環境省は、東日本大震災を受け、福島県内の河川で緊急的に実施した水質モニタリング調査のうち、放射性物質の水質、底質測定結果を公表した。公表によると、河川の水質については、放射性ヨウ素は、全地点で不検出であった(検出限界値:10Bq/L)。放射性セシウムは、阿武隈川の大正橋(伊達市)を除いて不検出であった。大正橋では、セシウム134が15Bq/L、セシウム137が17Bq/L検出されています(検出限界値:10Bq/L)。
前回(通常時河川)の調査結果では、放射性ヨウ素、放射性セシウムともに全地点で不検出でした(検出限界値:10Bq/L)。
河川の底質については、放射性ヨウ素は、全地点で不検出であった(検出限界値:30Bq/L)。放射性セシウムは、全地点において、セシウム134が49〜12,000Bq/kg(乾泥)の幅で、セシウム137が53〜14,000Bq/kg(乾泥)の幅で検出されました(検出限界値:30Bq/L)。
前回(通常時河川)の調査結果と比較すると、おおむね、中通りで減少、浜通りで増加という傾向が見られた。
環境省では今後、東京電力(株)福島第一原子力発電所の概ね100km圏内を目安に、関係機関と調整を行い、継続的に、河川、湖沼等の放射性物質の水質、底質等の測定を実施するとしている。【環境省】