一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境省 平成22年度の環境配慮契約締結実績を公表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.07.29 【情報源】環境省/2011.07.28 発表
環境省は、平成22年度における温室効果ガス等の排出の削減に配慮した契約(環境配慮契約)の締結実績を公表した。国および独立行政法人等では、環境配慮契約法及び「国及び独立行政法人等における温室効果ガス等の排出の削減に配慮した契約の推進に関する基本方針」(平成19年12月閣議決定)に基づいて、可能なものから環境配慮契約を締結することが定められている。
発表では、電気の供給を受ける契約で、裾切り方式による入札(※)を実施して契約を締結したものは8件であり、加重平均した二酸化炭素排出係数は0.398kg-CO2/kWhであった。
自動車の購入に関する契約では、環境省本省及び国民公園管理事務所にて計2台の自動車を購入したが、いずれも購入価格及び環境性能(燃費)を総合的に評価し、その結果が最も優れた者と契約を締結する総合評価落札方式による入札を実施した。なお、この結果ハイブリッド車1台を購入した。
建築物の設計に関する契約では、沢渡園地休憩所(長野県松本市)の設計業務について、温室効果ガス等の排出の削減に配慮する内容を含む技術提案を求め、総合的に勘案して最も優れた技術提案を行った者を特定する環境配慮型プロポーザル方式を採用した。−−などを実績としてあげている。
※当該入札の申込者のうち、二酸化炭素排出係数、未利用エネルギー活用状況、新エネルギー導入状況及びグリーン電力証書の調達者への譲渡予定量に係る数値をそれぞれ点数化し、その合計が基準以上である者の中から、最低の価格をもって申込みをした者を落札者とするもの。
【環境省】