一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成22年度フロン類破壊量、約4,152トンに
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2011.07.12 【情報源】環境省/2011.07.12 発表
環境省と経済産業省は「フロン回収破壊法」に基づき、フロン類破壊業者から報告された平成22年度のフロン類破壊量をとりまとめ、公表した。平成22年度のフロン類破壊量の総計は約4,152トンで、21年度の破壊量約3,941トンと比べると約5%増加した。
フロン類の種類別に見ると、CFC(クロロフルオロカーボン)が約271トン、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)が約2,284トン、HFC(ハイドロフルオロカーボン)が約1,596トンで、モントリオール議定書に基づいて既に生産が全廃されているCFCは減少してるが、生産規制が進行中のHCFCについては漸増している。また、HFCについてはフロン類の代替化にともない年々増加している。
フロン類破壊業者に引き取られたフロン類を、フロン回収破壊法の製品の区分け別に見ると、第一種特定製品となっている業務用冷凍空調機器から回収されたものは、21年度より約10%増の約3,307トン、第二種特定製品のカーエアコンから回収されたものは同約4%減の約904トンとなっていた。【環境省】【経済産業省】