一般財団法人環境イノベーション情報機構
2010年の地球全体と日本のオゾン層状況報告書 公表
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2011.06.28 【情報源】気象庁/2011.06.27 発表
気象庁は2010年の地球全体と日本のオゾン層の状況をまとめた「オゾン層観測報告:2010」を2011年6月27日までに取りまとめ公表した。報告によると、世界の大気中のCFC類の濃度は、1990年代以降は減少傾向がみられ、気象庁大気環境観測所(岩手県大船渡市)における観測結果においても緩やかな減少傾向がみられる。
世界のオゾン全量は、オゾン層破壊が進む前の1979年以前に比べて少ない状態が続いている。また、2010年のオゾン全量は、1979年と比べて平均で2.1%少なかった。
2010年の南極オゾンホールは、1990年以降で3番目に小さい面積だったものの、その規模は1979年以前に比べて依然として大きい状態が続いている。【気象庁】