一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成23年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書「地球との共生に向けた確かな知恵・規範・行動」を刊行
【環境行政 環境白書】 【掲載日】2011.06.07 【情報源】環境省/2011.06.07 発表
平成23年版の「環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」が平成23年6月7日に閣議決定され、政府刊行物センターや一般の書店で発売〈定価:2,500円(税込)〉されることになった。今回の白書のテーマは「地球との共生に向けた確かな知恵・規範・行動」で、主な内容としては、平成22年10月に愛知県名古屋市で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催されたことを踏まえ、生物多様性の保全と持続可能な利用に焦点を当てて、生物多様性の損失状況と私たちの暮らしとの関係などについて解説している。
また、循環型社会、低炭素社会づくりの実現に向けた取組に関して、グリーン成長の動きなどの世界の潮流を紹介するとともに、世界の優れた技術力を持った我が国の静脈産業などについて、技術やシステムの国際的な展開に重点を置いた記述をしている。
加えて、平成23年3月11日に発生した東日本大震災に関して、がれき等の処理など復旧・復興に向けた取組についても記述をしている。
環境省では、白書の内容を図表を中心にわかりやすく要約した「平成22年版図で見る環境・循環型社会・生物多様性白書」〈定価:350円(税込)〉を作成。小・中学生向けに、環境白書の内容をさらにやさしく説明した「こども環境白書」も今後作成する予定。
また、白書の内容を広く普及し、より多くの人々に環境配慮や環境保全のための取組を進めてもらうため、全国8箇所で「環境白書を読む会」を開催する予定。【環境省】