一般財団法人環境イノベーション情報機構
気象庁 2011年4月のエルニーニョ監視速報を発表
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2011.05.13 【情報源】気象庁/2011.05.11 発表
気象庁は、エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する2011年4月の太平洋赤道域の大気・海洋の状況と2011年11月までの見通しについて発表した。発表では、各種の観測データとエルニーニョ予測モデルを用いた解析の結果から、2010年の夏から発生していたラニーニャ現象は、終息し夏は平常の状態が続く可能性が高いが、不確実性が大きく、エルニーニョ現象が発生する可能性もあるとの見解を示した。
また、、2010年の夏から基準値より高い値が続いていた西太平洋熱帯域の海面水温はラニーニャ現象の終息に伴い、今後次第に基準値に近づくとの見解も示している。
4月の西太平洋熱帯域の海面水が高い状態は、東日本と沖縄・奄美の低温、東日本太平洋側と西日本の少雨・多照および北日本の多雨、インドシナ半島付近とオーストラリア北部の異常低温に影響していた。【気象庁】