一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成22年度全国ガンカモ一斉調査結果暫定値を公表 約6,000地点でガンカモ科鳥類を観察
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2011.04.27 【情報源】環境省/2011.04.26 発表
環境省は平成22年度のガンカモ科鳥類(ガン・カモ・ハクチョウ類)の冬期の生息状況調査「全国ガンカモ一斉調査」の結果を暫定値としてまとめ、平成23年4月26日に公表した。この調査は、日本に渡来するガンカモ科鳥類の冬期の生息状況の把握を目的として、昭和45年から全国的に調査日を定めて、一斉に実施しているもので、平成22年度は第42回目の調査実施となり、平成23年1月9日を中心に平成21年度とほぼ同数の全国約9,000地点の湖沼などで約4千人の協力を得て調査を実施した。
公表内容によると、今回は約9,000地点中約6,000地点でガンカモ科鳥類が観察された。このうちハクチョウ類が観察されたのは、約600地点、ガン類が観察されたのは約100地点、カモ類が観察されたのは約6,000地点。
観察された個体総数は、ハクチョウ類が約6万7,000羽、ガン類約16万9,000羽、カモ類約167万3,000羽であった。
過去の調査結果の推移を見ると、全国におけるガンカモ類合計の観察数に大きな変化は見られなかった。【環境省】