一般財団法人環境イノベーション情報機構
東京都 都庁の温室効果ガス排出量 09年度に04年度比10%削減
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.04.13 【情報源】地方自治体/2011.01.26 発表
東京都は1月26日、2009年度の都庁の温室効果ガス排出量が約206万tで、04年度(約228万t)から約9.6%(約21.9万t)削減したと発表した。05年に策定した「地球温暖化対策都庁プラン」において、都庁全体の事務事業活動に伴う温室効果ガス排出量を09年度までに04年度比で10%削減するという自主目標をほぼ達成する結果となった。都は主な取り組みの削減効果を公表している。財務局が本庁舎の設備機器・システムの運転管理の改善や機器調整などで省エネを図る省エネチューニングや、省エネ型ワークスタイルなどの推進によって04年度比約2400tを削減した。また下水道局は、下水汚泥の高温焼却で、一酸化二窒素を大幅に削減した結果、同約14万7000tを削減した。
そのほか、事業者の提案に沿って施設を省エネ化する「ESCO事業」などを4病院で実施した病院経営本部が同約7500tを削減。さらに、展示施設の空調・照明で、省エネ設備を導入するなどした産業労働局が同約5600t削減した。
都は今後も新たな削減目標を設定し、一層の温室効果ガス削減を進めたいとしている。 環境局都市地球環境部計画調整課 ☎03-5388-3563 【東京都】