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環境ニュース[国内]

ミサワホームとトヨタホーム、廃棄物処理施設の共同利用でゼロ・エミッション推進

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2011.02.17 【情報源】企業/2011.02.07 発表

 ミサホームとトヨタホームは、関東地区1都7県で廃棄物を広域回収・再資源化する認定を環境省から取得した。ミサワホームが千葉県野田市に2009年に開設した産業廃棄物中間処理施設、関東資源循環センターの共同利用を4月に始める。廃棄物の埋め立てや単純焼却をしないリサイクル率100%のゼロ・エミッションを推進していく。

 東京都と神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県が対象。環境省の認定は、広域で廃棄物を回収・再資源化する場合、都道府県ごとの廃棄物処理業の許可が不要になる制度で、ミサワホームは2009年3月に取得している。今回、同センターをトヨタホームと共同で使って利用規模を拡大し、効率化、コスト抑制を図ることにした。

 同センターは、新築現場から発生する廃棄物中間処理する施設として2009年6月に本格稼働を始めた。年間1万2000tの廃棄物処理能力がある。廃棄物を選別、圧縮して再資源化する。分別するのは、ダンボール、プラスチック類、石こうボードなど約40品目。廃棄物にQRコードを付けて住宅別、品目別に重さを集計し、商品・部品開発に役立て、廃棄物の減量化につなげる。

 ミサワホームは同センターによって関東地区の新築施工現場でゼロ・エミッションを達成している。トヨタホームもミサワホームと同様、施工現場の廃棄物を同センターに持ち込み、関東地区でのゼロ・エミッションを目指す。両社は共同利用のスケールメリットを活用して、ゼロ・エミッションの一層の効率化を進める。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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