一般財団法人環境イノベーション情報機構
岡村製作所の電力消費「見える化」システム、環境省が採択
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2010.12.20 【情報源】企業/2010.12.20 発表
岡村製作所は、オフィスの消費電力を「見える化」するシステム「OFFICE NAVI(オフィスナビ」を使った電力消費量削減効果の検証が、環境省の「温室効果ガス排出量『見える化』の評価・広報事業」に採択された。空調、照明、コンセントで個別に電力消費量を計測し、無駄や改善点を明確にして、省エネ活動につなげる。この評価・広報事業は、エネルギー消費に伴う温室効果ガス発生状況の情報を目に見える形で提供できる製品・サービスの効果を評価・検証し、普及を促進することが狙い。岡村製作所をはじめ7件が選定された。
岡村製作所は、複数のオフィスにオフィスナビを設置して消費電力の削減効果を検証する。オフィスナビでオフィスの消費電力を個別に計測し、オフィス全体だけでなく無駄や改善の余地がある場所をオフィスで働く社員に把握させる。現在の電力消費量の状況を目標値と比較してタッチパネル式モニターの画面に表示。リアルタイムにグラフや図表で感覚的に伝え、社員それぞれの省エネ活動を推進する。
オフィスナビは消費電力状況を確認するモニターのほか、分電盤に取り付ける電力計測メーター、温度・湿度を測って測定値を送信するセンサー、データを蓄積するローカルサーバー、データを送信する無線アクセスルーターで構成。2010年5月に発売している。岡村製作所は同評価・広報事業への採択を機に、オフィスナビを広くアピールしていく。