神戸市　住宅「エコ度」広告表示へ　高評価でローン優遇特典

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.12.14 【情報源】地方自治体／2010.10.26 発表

　神戸市は11月から、住宅の環境性能を広告に表示する取り組み「神戸市すまいの環境性能表示」をスタートした。「環境にやさしい」と評価された住宅の購入者は、協賛銀行の住宅ローン金利の優遇などの特典があり、エコ住宅の普及促進を図る。同様の優遇制度は東京都や川崎市で導入されているが、西日本では初めて。
　市は2006年、新築の建築物の環境性能を建築主が自己評価する「神戸市建築物総合環境評価制度（CASBEE神戸）」を導入した。国土交通省が支援する建造物の環境性能評価の仕組みで、市は「耐震」など3項目を特化させて適用している。表示は、同制度に基づいて「地球温暖化への配慮」「住む人の安全・安心」など4項目について5段階で評価。トータルの環境性能を「総合評価」としてアジサイの数で表示する。最高評価は「アジサイ5つ」で、アジサイ4つ以上の評価を受けた新築の分譲マンションや戸建て住宅の購入者には三井住友銀行や住友信託銀行、みなと銀行の住宅ローンで優遇金利を受けることができる。
　大阪ガスや三菱電機なども参加しており、エコ住宅の居住者は協賛企業の製品や利用料の割引なども受けることができる。　都市計画総局建築指導部建築安全課　TEL：078-322-5612　【神戸市】