一般財団法人環境イノベーション情報機構
東京都 下水道関連の温室効果ガス 目標上回る大幅な削減達成
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.12.14 【情報源】地方自治体/2010.10.26 発表
東京都は10月26日、2009年度の下水道事業関連の温室効果ガス排出量が1990年度比で16%(16.2万t)削減を達成し、85.6万tになったと発表した。京都議定書を参考に都が独自に定めた同比6%減の目標を10ポイント上回った。都によると、削減した温室効果ガスの大半は、7カ所の下水処理施設の汚泥処置工程で発生する亜酸化窒素(N2O)。N2Oは二酸化炭素(CO2)の310倍の温室効果を持つが、焼却炉の燃焼温度を800℃から850℃に上げることで約7割削減できた。
今回の削減量は、東京23区の7割にあたる435km2の森林が1年間に吸収するCO2量に相当するという。
都は今後も地球温暖化防止に向けて新たに策定した「アースプラン2010」に基づき、2020年度までに2000年度比25%以上の削減(74.3万t)を目指すという。 下水道局計画調整部事業調整課 TEL:03-5320-6587 【東京都】