一般財団法人環境イノベーション情報機構
青森県黒石市など3市がバイオマスタウン構想を新たに策定
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2010.12.02 【情報源】農林水産省/2010.11.30 発表
農林水産省は「バイオマスタウン構想」に新規に応募のあった構想書のうち、3市の取り組み内容を平成22年11月30日付けで公表した。応募のあった構想書は関係府省からなる「バイオマス・ニッポン総合戦略推進会議事務局」(事務局農林水産省)で検討し、「バイオマスタウン」の基準に合致している場合に内容を公表することになっている。
今回、新規構想書が公表されたのは、青森県黒石市、岩手県釜石市、兵庫県養父市。なお、今回の公表は44回目にあたる。
このうち、黒石市の構想は、稲作及びりんご生産を中心とした農業が基幹産業であり、それに由来する稲わら、もみ殻、りんご剪定枝、また山間部で発生する森林間伐材や林地残材、さらに市内りんごジュース工場で発生するりんご搾り粕などの有機質資源、いわゆる「バイオマス」が豊富に存在している。このバイオマスの利活用を図ることで、有機質たい肥の生産やバイオコークスの製造等を確立し、新たな産業の育成、雇用創出、農家所得の向上を目指すというもの。
今回の公表により、全国のバイオマスタウン構想公表市町村は286件となった。【農林水産省】