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環境ニュース[国内]

資源エネルギー庁 09年度の最終エネルギー消費量の速報値を公表

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2010.11.10 【情報源】資源エネルギー庁/2010.11.09 発表

 資源エネルギー庁は2010年11月9日、09年度のエネルギー需給実績の速報値を公表した。
 09年度の最終エネルギー(注1)消費量は、14,3911ペタジュール(注2)で、08年度に比べ2.3%の減少、京都議定書基準年である90年度と比べ3.6%の増加となった。
 産業部門の消費量は、景気悪化によって08年度に比べ2.2%減少(90年度比では12.2%減)した。
 これに対し、民生部門と運輸部門の消費量は、08年度に比べそれぞれ、2.4%と2.3%減少したが、90年度と比べると民生部門は32.1%増、運輸部門は5.4%増であった。
 一方、一次エネルギー(注3)供給量は、21,735ペタジュールで、08年度比6.4%減(90年度比7.7%増)。
 エネルギー源別に見ると、原子力が08年度比7.2%増、石炭、石油はそれずれ同7.0%、同10.7%の減少となった。
 また、二酸化炭素窒素酸化物の排出が少ない天然ガス、水力及び再生可能・未活用エネルギーはそれぞれが同1.1%、同2.7%、同2.6%の減少となった。

(注1)最終消費者に利用されるエネルギー。
(注2)エネルギーの単位で10の15乗ジュールのこと。定数の0.0258258を掛け合わせると、原油換算量(単位:100万キロリットル)が算出できる。
(注3)石油、石炭、天然ガス、原子力、水力、地熱など、電力や都市ガスなど使いやすい形に燃料転換を行う前のエネルギー。【資源エネルギー庁】

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