一般財団法人環境イノベーション情報機構
「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」閉幕
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2010.11.01 【情報源】環境省/2010.10.30 発表
環境省は、平成22年10月18日〜29日の日程で、愛知県名古屋市において開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の結果について公表した。今回の会議では、新品種の開発などに必要な遺伝資源へのアクセスと、それから生ずる利益を衡平に配分するための国際ルールを定めた「名古屋議定書」と、生物多様性の保全、持続的利用を進めるため、「2020年までに生物多様性の損失を止めるための行動を起こす」ことを掲げ、その下に、陸域17%、海域10%を目標とする保護地域の設定など20の個別目標を示した新戦略計画「愛知目標」を採択した。
そのほか資金動員戦略に関する決定の他、SATOYAMAイニシアティブを含む持続可能な利用、バイオ燃料、農業、森林、海洋等各生態系における生物多様性の保全及び持続可能な利用に係る決定の採択、生物多様性と生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)、国連生物多様性の10年、2011−2012年運営予算の決定等を行った。【環境省】