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環境ニュース[国内]

横浜ゴム、中国のグループ2社をタイヤ以外の海外拠点で初の完全ゼロエミッション化

環境一般 CSR】 【掲載日】2010.10.29 【情報源】企業/2010.10.25 発表

 横浜ゴムの中国グループ会社で、自動車用シーリング材生産販売拠点、横浜密封材料(杭州)と、同建築機械用ホース組立販売会社の横浜ホース配管(杭州)が、廃棄物の埋め立て処分量をゼロにする完全ゼロエミッションを達成した。タイヤ以外の海外生産拠点では初めてとなる。工場から排出される廃棄物すべての処理委託先で検証して確認した。今後は新たなリサイクル処理方法を調査し、廃棄物の100%再資源化を目指す。

 両社は、廃棄物の整理・整頓を手始めに2008年10月、直接埋め立て処分される廃棄物の量を全排出量の1%未満に抑えるゼロエミッション活動をスタートさせた。その後、生産現場で発生する廃棄物を分別、計量・記録し、2009年1月からは定期的なパトロールを実施した。加えて、廃棄物の分別と省エネを促す看板や社員の自己宣言を掲示するなど取り組みを進め、完全ゼロエミッションを達成した。

 横浜ゴムは、2012年3月までに海外全拠点での完全ゼロエミッション達成を目標にしている。乗用車用タイヤの生産拠点では、フィリピンのヨコハマタイヤ・フィリピンと、中国の杭州横浜輪胎が既に達成した。タイの乗用車用、トラック・バス用タイヤの生産販売拠点、ヨコハマタイヤマニュファクチャリング(タイ)も、1つ前のレベルのゼロエミッションをクリアした。

 国内では、自社生産事業所の8カ所すべてで2006年3月以降、完全ゼロエミッションを継続し、2010年3月までに産業廃棄物の100%再資源化も実現した。横浜ゴムは中期経営計画で定めた目標「トップレベルの環境貢献企業」の実現に向けた行動指針にトップレベルの環境対応生産を掲げ、国内外の生産拠点で廃棄物削減を推進している。今後も国内の産業廃棄物の100%再資源化を続けるとともに、海外の取り組みを強化していく。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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