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環境ニュース[国内]

清水建設、CO2削減と快適性を追求した次世代型の「超環境配慮」オフィス完成

環境一般 CSR】 【掲載日】2010.10.27 【情報源】企業/2010.10.21 発表

 清水建設は、東京都江東区の技術研究所本館内に次世代型の「超環境配慮」オフィスを完成させた。CO2排出量を大きく削減しながら快適性を追求した。スマートグリッド(次世代送電網)に対応したエネルギー制御システムによって、一般的なオフィスに比べてCO2排出量を60%削減する。

 このオフィスには、スマートグリッドで不可欠になる先端技術を導入した。太陽光発電と蓄電池を組み合わせたマイクログリッド(小規模電力供給網)を備え、ピーク時の消費電力の削減と平準化を目的に制御する。季節や天候などを考慮した電力需要の予測をもとに、夜間の蓄電・蓄熱、設備機器の計画的な運用、過大な電力使用の抑制などを実施して電力消費量を削減する。

 空調と照明については、社員が携帯する無線タグからの情報を利用し、個人スペース単位で制御する。センサーが社員の所在位置を認識すると、その場所に対応した天井のLED(発光ダイオード)照明と足元の個別空調を調整し、個人に最適な環境をつくる。個人スペース約3m2の狭い区画での制御は、世界的にも最先端の試みという。

 清水建設は、完成したオフィスを従来の環境配慮型を超える「超環境オフィス」のショールーム的な位置付けにしてPRする。スマートコミュニティー(環境配慮型都市)市場を今後国内外で開拓するため新たに設けた「スマートコミュニティ推進部」を中心に、超環境オフィスをはじめ地域開発事業者への提案活動を進める。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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