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環境ニュース[国内]

三洋電機、次世代の低炭素型工場「加西グリーンエナジーパーク」が完成

環境一般 CSR】 【掲載日】2010.10.20 【情報源】企業/2010.10.19 発表

 三洋電機がさまざまな省エネシステムを整備して加西事業所(兵庫県加西市)に建設していた次世代の低炭素型工場「加西グリーンエナジーパーク」が完成した。太陽光発電、リチウムイオン電池を用いた大規模蓄電システム、エネルギーマネジメントシステム(EMS)などを導入し、年間2480tのCO2排出量を削減する。省エネのショールームとして10月22日にオープンする。

 加西グリーンエナジーパークは、1MW(1000kW)の太陽光発電システムと1.5MWh(1500kWh)の蓄電システムを装備し、各種の省エネ機器を制御したり、最適に統合コントロールしたりするエネルギーマネジメントシステムを導入した。発電した直流の電気を、交流に変換することなく直流のまま建物内に配電する仕組みや、LED(発光ダイオード)照明も採用した。これらによってCO2排出量を大幅に低減する。

 ノートパソコンに使われる18650サイズ(直径18mm、高さ65mm)の円筒形リチウムイオン電池セルを312本内蔵した容量約1.6kWhの蓄電池ユニットと、これを制御するコントローラーを組み合わせたバッテリーマネジメントシステムを開発して導入した。約31万本の円筒形リチウムイオン電池セルで構成した世界最大級の大規模蓄電システムを管理する。

 同工場は、パナソニックグループとなった三洋電機が、グループの最先端の環境技術・システムを実証する実験場であるとともに、顧客に省エネシステムを提案するオープン展示場としての役割も担う。グループが推進する「家、ビル、街まるごとエナジーソリューション」をアピールし、営業展開につなげる。加西事業所は敷地面積18万8000m2で、ハイブリッド車用のリチウムイオン電池を生産している。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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