一般財団法人環境イノベーション情報機構
林野庁 第20回 FAO 林業委員会 開催結果を公表
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2010.10.18 【情報源】林野庁/2010.10.15 発表
林野庁は、2010年10月4日から8日にかけて、イタリア・ローマの国連食糧農業機関(FAO)本部で開催された第20回FAO林業委員会※の結果について取りまとめ公表した。公表によると今回の委員会では、世界森林資源評価、生物多様性、森林ファイナンスとガバナンス、国際森林年、第14回世界林業会議などについて議論を行った。
世界森林資源評価については、各国のモニタリング能力の強化を進めつつ、2015年(平成27年)に次期世界森林資源評価を作成することとなった。生物多様性については、FAOが各国の生物多様性保全に向けた対応能力の強化への取組をさらに支援していくこととなった。森林ファイナンスとガバナンスについては、持続可能な森林経営を推進するための資金源について、各国が情報を共有できるようFAOが支援することとなった。また、森林法の執行強化に向けて、FAOが各国の取組を支援することとなった。国際森林年については、国際森林年の意義と国連の取組について紹介があり、この機会を活用して持続可能な森林経営をさらに推進していくことを確認した。
※森林・林業分野における国連食糧農業機関(Food and Agriculture Organization of the United Nations : FAO)の今後の諸活動において検討・提言を行うことを目的に、FAO加盟国が参加して概ね2年毎にFAOローマ本部において開催。
【林野庁】