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環境ニュース[国内]

京都市 電気バス共同開発へ三菱重工と協定

大気環境 交通問題】 【掲載日】2010.10.15 【情報源】地方自治体/2010.09.02 発表

 京都市は、電気バスの普及を通じて環境にやさしい都市を目指すプロジェクト「EVバス実証実験」を立ち上げ、三菱重工業(東京都)と協定を結んだ。来年2月の試験走行を目指し、電気バスの共同開発に取り組む。同社が自治体と同様の協定を結ぶのは初めて。
 協定では、三菱重工が開発した電気バスを市交通局が運行して性能や機能性を実証する▽市役所前での充電スペースの確保や、市内観光情報や目的地への目安時間などが分かる情報通信システムを電気バスに搭載し実証実験する―などを盛り込んだ。
 試験走行では、市役所前から御池通、川端通などを通る1周約7kmと同5.5kmの2コースを用意。充電が必要な間隔やモニター乗客の乗り心地などのほか、走行時に音が出ないという電気バスの特性によって接触事故の可能性が高まることも視野に入れ、自転車や歩行者に与える影響も調査する。本格的な導入時期は試験走行後に見通しを立てる。
 市役所で開かれた調印式では、門川大作市長と大宮英明同社社長が出席。門川市長は「低炭素社会を目指し、責任もって開発したい」。大宮社長は「電気バスを使った交通システムを早期実現し、環境保全型社会の開発に寄与したい」と意気込みをみせた。【京都市】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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