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環境ニュース[国内]

ディーゼル排気微粒子によるがん発症率を10万人中1人〜100人の範囲と推定 

大気環境 交通問題】 【掲載日】2002.03.07 【情報源】環境省/2002.03.05 発表

 「ディーゼル排気微粒子リスク評価検討会」(座長:横山榮二国立公衆衛生院顧問)は平成14年3月5日、ディーゼル排気粒子(DEP)の健康リスク評価についての平成13年度報告をまとめた。
 同検討会が平成12年9月に公表した「中間とりまとめ」では「ディーゼル排気粒子は人に対する発がん性があることが強く示唆された」という定性的評価が行なわれ、残された課題として、日本国内の大気中のディーゼル排気粒子濃度に関する調査データの充実と、リスクの定量的な評価実施が提言されていた。
 13年度報告は、この提言を受けた形で、リスクの定量的評価のための作業が進められるとともに、環境省が平成13年度から開始した全国の主要地点大気中のディーゼル排気微粒子濃度を把握するための調査データの解析が行われた。
報告によれば、日本の大都市大気中のディーゼル排気微粒子濃度測定結果は、1立方メートル当たり1.2〜3.6マイクログラムという米国の推定例とほぼ同程度。ただし一部に、より高濃度の地点もみられたという。また、定量的評価算定作業の成果としては、1立方メートル当たり1マイクログラム(=100万分の1グラム)のディーゼル排気微粒子を、生涯を通じて吸
入し続けた場合の発がん率を、10万人のうち1人〜100人の範囲であると推定した”目安値”も示されている。【環境省】

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