EU、CCSプロジェクトネットワークを設立

　9月17日、欧州委員会は、CCS（CO2回収・貯留）プロジェクトネットワークを設立することを公表した。これは、CCS技術のパイロットプロジェクトを世界で初めてネットワーク化するものであり、科学的知見を交換し、気候変動対策におけるCCSの重要性について情報を普及することを目的としている。
　ネットワークには、まず欧州委員会の欧州景気回復エネルギープログラムにより支援される全てのCCSプロジェクトが加盟する。これらのプロジェクトは、2020年までにCCSを経済的に実施可能な技術にすることを目標にしている。
また、欧州連合内のエネルギー産業が、CCSプロジェクトネットワークを活用できるように、毎年、諮問会議が開催され、専門家が、ネットワークの進展を監視し、ネットワーク活動において獲得された知見について確認する。【欧州委員会エネルギー総局】