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環境ニュース[国内]

EU、2010年欧州モビリティ・ウィークを開催

大気環境 交通問題】 【掲載日】2010.09.29 【情報源】/2010.09.15 発表

 第9回目となる欧州モビリティ・ウィークが、9月16日から22日まで開催される。モビリティ・ウィークは、自動車に代わる、環境に配慮した移動手段(徒歩、自動車、公共交通機関、カーシェアリングなど)を提供し、人々の移動方法を変えることを目指すもので、毎年開催されている。  
 今年のテーマは、「より賢く移動し、より快適に暮らそう(Travel Better, Live Better)」であり、交通から発せられる有害物質による人々の健康への影響に焦点が当てられている。参加主体は、各自治体単位となっており、多数のイベントやアクションが開催される。例えば、イタリアのボローニャ市では、市と学生グループにより、持ち主のいない放置自転車のオークションが開催される。落札者には、自転車交通安全のための装備とパンフレットがプレゼントされる。また、イギリスのロンドン市では、自転車デザインに関するイベントが開催される。さらにここでは、中古自転車が回収され、それらがアフリカに寄贈される。
 2002年に始まって以降、モビリティ・ウィークに参加する自治体数は、大幅に増加している。2009年には、2181自治体(総人口数2億3700万人)が参加した。いまや、EUの枠組みを超え、アルゼンチン、カナダ、エクアドル、日本、台湾なども参加している。モビリティ・ウィークは、自治体のネットワーク組織である、気候同盟(Climate Alliance)、Eurocities、Energie-Cités がコーディネートを担当しており、欧州委員会の環境総局が財政支援を行っている。【欧州委員会環境総局】

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