一般財団法人環境イノベーション情報機構
第8回東アジアPOPsモニタリングワークショップの開催結果概要を公表
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2010.09.27 【情報源】環境省/2010.09.24 発表
環境省は、平成22年9月21日から22日に、「第8回東アジアPOPsモニタリングワークショップ」を、東京で開催した。今回のワークショップには、アジア地域11カ国の政府の実務担当者と、国連環境計画(UNEP)、北極圏監視評価計画(AMAP)、北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)、国連大学(UNU)及び日本の専門家が参加し、新規POPsへの対応等に関する報告、東アジアの重点調査地点(辺戸岬(沖縄県)、済州島(韓国)、タムダオ(ベトナム))及びマレーシアにおける調査結果(平成21年度)の精査、平成22年度以降の東アジアPOPsモニタリング調査の計画策定及び今後のワークショップ開催に関する議論等を行い、以下のような成果を得たとのこと。
○今後の新規POPsへの対応を含む条約の有効性評価と世界的なモニタリングの計画、日本における新規POPsへの様々な対応、北極圏におけるモニタリング結果などについて情報共有がなされた。
○東アジアの重点調査地点(辺戸岬(沖縄県)、済州島(韓国)、タムダオ(ベトナム))及びマレーシアにおける調査結果(平成21年度)を精査し、一部のデータを除き、POPs条約の次回有効性評価に資する本プロジェクトのデータとして承認した。
○重点調査地点での調査を補完するPOPsモニタリング調査について、平成22年度はフィリピンにおいて、平成23年度はラオスにおいて実施することを決定。
○平成23年度以降の東アジアPOPsモニタリング調査について、モニタリングの実施計画、能力強化などにおける各国の役割、ベトナムが中心となって計画しているGEF(地球環境ファシリティ)の支援プロジェクトとの協力などについて意見交換を行い、各国の意見をふまえ、東アジアPOPsモニタリング調査の詳細計画案を次回ワークショップまでに事務局で作成する。
○次回のワークショップは、来年後半にモニタリング調査の詳細計画案について議論するために開催する。また、次回を含め今後のワークショップについては、日本以外の国での開催の可能性も検討する。
なお、議長サマリー及びその和訳については、近日中に環境省ホームページに掲載される予定。【環境省】