一般財団法人環境イノベーション情報機構
第5回アジアEST地域フォーラム 開催
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2010.09.02 【情報源】環境省/2010.09.02 発表
環境省は、国際連合地域開発センター(UNCRD)、タイ国天然資源環境省、国際連合アジア太平洋経済社会委員会とともに、アジアEST地域フォーラムの第5回会合を、平成22年8月23日から25日にタイ・バンコクで開催した。アジアEST地域フォーラムは、アジア地域における環境的に持続可能な交通(EST)の実現を目指して、我が国と国際連合地域開発センター(UNCRD)が共同で設立した、政府ハイレベルによる政策対話会合。
今回の会合では、[1]アジア地域22カ国(アセアン10カ国、南アジア8カ国、中国、日本、韓国、モンゴル)の代表が参加し、各国政府によるEST取組状況の発表が行われ、先進事例等の共有が図られた。[2]EST実現に向けた資金メカニズム、パートナーシップの構築の議論や鉄道開発、バス高速輸送、持続可能な物流等の具体事例の共有が行われた。[3]これらの議論を踏まえ、アジアにおける持続可能な交通の新たな10年の指針を示した「バンコク宣言2020」が採択された。
同省では、国土交通省などの関係機関とも連携しながら、アジア地域を中心として環境的に持続可能な交通の実現に引き続き積極的に取り組んでいくとしている。【環境省】