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環境ニュース[国内]

東京ガス、横浜で次世代エネルギーの実証試験

エネルギー】 【掲載日】2010.08.23 【情報源】企業/2010.08.11 発表

 東京ガスは、経済産業省の次世代エネルギー・社会システム実証事業の1つである「横浜スマートシティプロジェクト」で、熱や電気の最適な利用と安定供給を図る実証試験を始める。2011年度中に横浜市に地上4階建ての集合住宅を建設して再生可能エネルギーを大量導入するとともに、同市内の東京ガス港北NT(ニュータウン)ビルの一次エネルギー使用量を実質ゼロにする。未利用エネルギーの活用も目指す。

 集合住宅の実証試験は、同社の太陽熱利用ガス温水システム「ソラモ(SOLAMO)」や太陽光発電装置を設置。再生可能エネルギーの優先利用を行うと同時に、家庭用燃料電池「エネファーム」を組み合わせ、CO2排出を削減する。2012年度から実際に同社の社員と家族が居住する状態でデータを取得して解析。従来と比べ、約3割のCO2削減を見込む。

 港北NTビルでは、太陽熱を給湯や空調に利用するなど再生可能エネルギーの導入を進め、効率的なエネルギー管理システムを構築。2030年までに一次エネルギーの使用量を実質ゼロ化する。さらに、未利用エネルギーの清掃工場廃熱を活用し、地域で利用するための高温熱供給配管の整備に関する調査を2012年度をめどに実施。同市内の福祉施設などに太陽熱集熱装置を導入するための技術支援も行う。

 同プロジェクトは同市と、同社のほか東京電力、東芝、日産自動車、パナソニックなど民間企業7社が事業主体となって5年間の予定で次世代都市モデルの実現を目指す事業。東京ガスは、これまでの開発や他の実証の結果も適用しながら、集合住宅や港北NTビルなどでの実証を通して得られる成果を普及させていきたい考え。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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