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環境ニュース[国内]

東京海上日動、マングローブ植林で「カーボンニュートラル」

環境一般 CSR】 【掲載日】2010.08.23 【情報源】企業/2010.08.09 発表

東京海上日動火災保険は2009年度の国内事業活動で、CO2排出量とCO2吸収・削減効果の換算量が等しくなる「カーボンニュートラル」を達成した。省エネや自然エネルギーの活用、排出枠の購入などに加えて、マングローブの植林などで実現した。

 東京海上日動の2009年4月〜2010年3月のCO2排出量は4万9307t。内訳は、営業活動による自動車のガソリンなど直接排出が2447t、施設利用の電気など間接が3万7148t、出張の航空機利用などが9712tになった。一方、CO2の吸収・削減量は4万9561tで、植林したマングローブによるCO2吸収固定が4万4000tを占め、排出枠の償却で5000t、自然エネルギーの利用で561tを削減した。

 東京海上日動はカーボンニュートラルの達成に向けて、自社の温暖化対策にマングローブ植林によるCO2の吸収・固定を組み入れた。省エネやグリーン電力証書の購入などの自然エネルギーの利用、排出枠の購入と合わせて展開。「カーボンオフセット」は、一般的には、省エネなどの自助努力と自然エネルギーの利用では削減できない排出量を排出枠を購入して相殺する。東京海上日動は、マングローブ植林でCO2をオフセットしたうえで、少量の不足分を購入する。

 マングローブ植林は創立120周年記念事業として1999年にスタート。2010年3月末段階で、東南アジア、インド、フィジーの計7カ国で、東京ドーム1345個分に相当する6293haの植林を実施した。マングローブの林はCO2を吸収・固定して温暖化を軽減すると同時に、津波から守る防波堤の役割もあるという。同社はマングローブ植林を100年間、継続する方針。2011年度末までに国内、海外のグループ全体でカーボンニュートラルの実現を目指す。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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