一般財団法人環境イノベーション情報機構
シャープ製の宇宙用太陽電池を搭載した東海大ソーラーカーが南アのレースに参戦
【環境一般 CSR】 【掲載日】2010.08.05 【情報源】企業/2010.08.04 発表
シャープ製の太陽電池を搭載した東海大学チームのソーラーカーが、南アフリカで9〜10月に開催されるソーラーカーレース「サウス・アフリカン・ソーラーチャレンジ2010」に参戦する。同大チームは2009年10月にも豪州の世界最大級のソーラーカーレースに同じソーラーカーで参加し、優勝している。同大のソーラーカーは「Tokai Challenger(トーカイ・チャレンジャー)」。シャープが開発したセル変換効率30%と世界最高レベルの宇宙用化合物太陽電池を組み込んだ。出力は1.8kW。豪州の砂漠地帯を縦断する3000kmで競う2009年10月の「グローバル・グリーン・チャレンジ」では、2位に2時間以上の差をつけて優勝。今回のドライバーも豪州でのレースと同様、日本を代表するラリードライバー、篠塚建次郎さんがメーンとなる。
サウス・アフリカン・ソーラーチャレンジは、太陽光だけを動力源にして南アフリカをほぼ1周する4087kmで争うレース。今回は9月22日〜10月2日に開催される。首都プレトリアをスタートし、ヨハネスブルグ、ケープタウン、ポートエリザベス、ダーバンを経てプレトリアに戻るルート。2008年には篠塚さんがドライバーを務めた同大チームが優勝した。
シャープは豪州で優勝した際、自社の太陽電池の性能の高さが実証された、と強調した。今回も同じソーラーカーで参戦するだけに、大きな期待を寄せている。ソーラーカーに搭載するのは宇宙用太陽電池で、シャープは日本で唯一、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に認定された太陽電池メーカーであることもアピールしている。