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環境ニュース[国内]

日産自動車、大京と分譲済みマンションのEV充電インフラ整備を実証

エコビジネス】 【掲載日】2010.08.05 【情報源】企業/2010.08.04 発表

 日産自動車は、分譲済みマンションに電気自動車(EV)用の充電設備を設置するための実証プロジェクトを、大京と立ち上げる。日産は都市部でのEV普及のために分譲済みマンションへの充電設備の設置を重視。環境配慮型マンションの建設を掲げる大京も、充電インフラ設置を進めるため、日産との共同プロジェクトに合意した。大京グループのマンション管理会社が管理を受託している横浜市内のマンションを対象に、プロジェクトに参加するマンションを公募し、設置のための枠組みを検証する。

 分譲済みのマンションにEV用の充電設備を設置する場合、最大の課題は、マンション管理組合による区分所有者の合意形成。日産と大京は、管理組合による課題の把握や、課題の解決までの枠組みを共同で検討し、今回、実際に分譲済みマンションで実証することにした。EVと充電器は日産が提供する。

 対象のマンションに8月初旬に公募案内を配布。同月23日に公募を締め切り、31日に10棟前後のマンションを選定。入居者へのアンケートや現地調査を行い、10月1日に実証実験を行うマンションを決める。選ばれたマンションでは、11月末をめどに管理組合で実験への同意を決議し、工事説明会を行う。12月に着工し、2011年1月初旬から3月中旬まで実証実験を実施。実証終了後に充電設備を残すことも可能という。

 分譲済みのマンションの場合、新たに充電設備を設置する場所は、駐車場などの共有スペースになることが一般的。管理組合では、マンションの共有財産として設置個所や台数、設置費用の負担方法、利用者の負担方法などを検討。実証実験には、管理組合の決議による区分所有者の同意が必要になる。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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