一般財団法人環境イノベーション情報機構
第2回環境と保健に関する閣僚級地域フォーラムを韓国で開催
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2010.07.21 【情報源】環境省/2010.07.20 発表
2010年7月15日、韓国のチェジュで「環境と保健に関する閣僚級地域フォーラム」第2回会合が開催された。このフォーラムは、環境に関わる健康の問題への効率的対処、域内の環境担当大臣と保健担当大臣の協力強化、域内の環境・保健に関する共通戦略、規制の実施促進を目的として開催されたもので、国連環境計画アジア太平洋事務所と世界保健機構西太平洋地域事務所が事務局を務めている。
現在、[1]大気環境、[2]水供給・処理・衛生、[3]廃棄物管理・有害廃棄物、[4]有害化学物質、[5]温暖化・オゾン層破壊・エコシステム、[6]危機・災害対応計画の6つの個別テーマに関する作業部会(TWG)が設けられており、日本は、[1]〜[5]のTWGに参画しているほか、[3]の議長を務めている。
今回の会合には、東南アジア及び東アジア各国の環境担当閣僚及び保健担当閣僚が出席し、環境と保健に関する国際協力の強化を呼びかける「環境と保健に関するチェジュ宣言」を採択した。
また、環境と保健に共通する課題やその解決のための戦略・政策について、各国からの報告が行われ、日本は、四大公害やアスベストによる健康被害や対策等について紹介するとともに、同様の問題を抱える参加国に被害の事前防止の重要性を訴えた。
その他、テーマ別作業部会の活動報告が行われ、来期の活動計画及び健康影響評価作業部会の新設が承認された。【環境省】